年頭の言葉

更新日: 2018年01月01日

公立化の年を迎えて

学長 河村 洋

学長 河村洋
 明けましておめでとうございます。
 この年は私たちの諏訪東京理科大学が公立化する年です。本学のウエブサイトなどでもその経過はお知らせしてきましたが、昨年の11月24日に長野県知事と文部科学大臣からの認可を頂いて、今年の4月1日からの本学の公立化が決まりました。諏訪圏6市町村の組合立になります。そこで以下では、本学のこれまでの歩みを簡単に振り返って、新年のご挨拶に代えさせていただきたいと思います。
 
 本学は、この諏訪圏の地元自治体や産業界および長野県のご要請に学校法人東京理科大学が協力する形で、平成2年(1990年)に短期大学として発足しました。学科は、中小規模のものづくり企業が集積するこの地域の特徴に応えるべく、電気電子系、機械系、経営および情報系の構成でした。この構成の基本は、公立化後の大学においても引き継いでおります。スタートは短期大学でありましたから、2年間で卒業する卒業生を東京理科大学に編入させることが大きな特徴でした。東京理科大学理工学部時代の私の研究室にも何人かの卒業生が来てくれて、なかには博士課程にまで進学して立派な研究をして、いまではスエーデンで生活しているグローバルな卒業生もいました。
 
 その後本学は、平成14年(2002年)に4年制大学に改組しました。4年制になってからも東京理科大学への編入学は継続し、研究上の交流もさらに深まって本学の特徴となってきました。この度公立大学として独立するに当たっても、その名前を「公立諏訪東京理科大学」とすることになったのは、地元自治体のご要望によるもので、東京理科大学に対する地元の強い期待の現れです。公立化後も東京理科大学とは姉妹校として連携を継続し、相互に協力しながら教育・研究をますます発展させてまいります。

 今年は、いよいよ公立大学として独立することになります。公立化は公立大学としての第一歩です。我々も、地元に貢献すると共に世界にも羽ばたける学生を送り出し、小さくとも輝くところのある大学になるべく、教職員と学生諸君が共に力を合わせて、前進して行く年にしたいと思います。

 

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