学長からのメッセージ

学長 河村 洋伝統豊かな地域から学ぶ、確かな力

本学は、長野県や茅野市をはじめとする地元の方々のご熱意によって開学した東京理科大学諏訪短期大学を改組して、平成14年に4年制大学として発足し、今日に至っています。その後平成18年からは、大学院修士課程を設置し、24年度からは博士後期課程を設置しております。

本学は小さな大学ではありますが、その背景には135年余りの歴史を持ち約20,000人の学生と1,200人の教職員を有する母体校・東京理科大学があります。この東京理科大学の建学の精神は「理学の普及を以て国運発展の基礎とする」であります。本学も、この建学の精神を確実に引き継いでおります。

この度本学は、より充実した教育と研究を行い、そして諏訪地域および長野県ひいては我が国の発展により貢献するため、2018年4月より公立大学へ転換する予定となりました。

公立大学化した諏訪東京理科大学では、教育方針として以下の3つの柱を据えています。
1つ目の柱は、「ものづくり」。諏訪という地域は、我が国でも有数のものづくり産業の集積地です。地域の特徴や強みを生かした数々のプログラムで、日本を牽引するものづくりを担う人材を育みます。

現在、ものづくり産業は情報技術の発展とともに大きく変化しつつあります。そこで、2つ目の柱として、「情報技術」を掲げます。いま、国内外を問わず、人工知能のあらゆる分野への応用に関心と期待が高まっています。そこで本学でも、卒業生が、人工知能をはじめとする情報通信技術に関する力を付けて社会に出て行くことに重点を置きます。

3つ目の柱は、「マネジメント」です。本学は、開学以来の重点課題である「工学と経営学の融合教育」を継続し、工学系のすべての学生諸君にも経営学を学ばせる「マネジメント基盤教育」を実施してゆきます。技術を学ぶだけでなく、それを企業や社会にどう役立てていくか。エンジニア向けのマネジメントに関する多彩な授業科目で、総合的な力や判断力を身に付けてもらいます。

また、東京理科大学への特別編入制度や共同研究などの姉妹校連携もしっかり継続して、136年の伝統を受け継ぎ、丁寧な教育、そして新しい科学技術への挑戦を進めてまいります。
公立大学化後も、地域ひいては我が国の発展に貢献する人材を育てるため、教員・職員ともに、新しい未来へ一歩踏み出して行きたいと思います。

学長 河村 洋